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調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

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注目している分野

よく「注目している分野は?」と聞かれるのですが、この辺についてまとめておこうかと。

これまで「忍者ツールズ」を始めとしたコンシューマ向けの自己表現を実現するサービスに携わってきたので、この分野は今でも凄く興味があります。また、SEOによる流入などがカギのメディアも好きです。ECに関してはどちらかというとモールが好みではあります。

これらの分野以外に3つばかし注目している分野があるので、そちらを中心に書いていきます。


【1.葬儀関連】
この分野に関しては結構前から注目していて、いろんな場面で口にしています。
去年、忌引きにもならない関係性の方の喪主をやることになったのですが、もちろん初めての喪主で葬儀などよくわからない状況でした。しかし、病院霊安室の隣に常設されているお抱えの葬儀社の方々によって滞りなく葬儀を済ます事ができました。ただ同時に改善できるポイントが多いなと感じました。

葬儀関連でのポイントは3つ。
・済し崩し的に葬儀社が決定する
・棺桶
・セレモニーホール

まず1点目ですが、病院にはお抱えの葬儀社がほぼ必ずいます。おそらく葬儀社は病院に営業をかけて、どこかの葬儀社が選ばれるわけです。そうなると自動的にクライアントはやってきます。価格やサービスの比較などはできません。前述の通り、右も左もわからない場合はとても助かるのですが、人間はいつか必ず死ぬので、事前に葬儀社を選んでおいてもいいのかなと。

2点目の棺桶ですが、聞いた話しによると棺桶の原価というのは3,000円程度だといいます。3,000円の棺桶が10万円で販売されます。しかし、葬儀という性質上「故人に一番安い棺桶を選ぶわけにはいかない」という心理が働きます。そこでグレードの高い棺桶を選ぶ事となるのです。10万円の次はレースのついた15万円。さらにちょっと装飾したのが20万円となります。だいたい15万円か20万円のを選びます。僕もそうでした。しかし原価はほぼ変わりません。これは何とかならないものかと。

3点目のセレモニーホール。前述の葬儀にあたり「お葬式をしたいのですが、会場をおさえてもらえませんか?」と葬儀社に言うと「1週間待ちですね」と。いやいやw それはないでしょ。でも実際どこのホールも満杯らしいのです。性質上いっぱい建てるのが難しく、結果いつも混んでいるという事のようです。

これら3つのポイントを解決できるようなサービスがあればきっと大きなビジネスになると思うんですよね。なんかT&G的な感じで葬儀を行う会社も出てきてるようです。YJキャピタルも10社くらいのポートフォリオに2つも葬儀関連の会社があります。今流行りの言葉で言うとディスラプトできる業界なのでしょう。


【2.不動産】
不動産関連で2つ「何とかできないかなぁ」と考えてるポイントがあります。
・どこも同じようなサイト(サービス)
・増え続ける空家問題

1つ目ですが、いくつかの賃貸情報サービスがありますが、どこも結局同じような感じ。裏の情報はレインズから引っ張ってきたものですし、インターフェイスもそんなに変わらない。もっと個性的なものが欲しいし、自分に合った物件をスピーディに探したいのです。切り出し方でいろいろ面白くなると思うんだけどなぁ、と思ってます。

2つ目のポイントですが、今日本には86万戸くらいの空家があるそうです。7戸に1戸が空家で、空家の割合はどんどん増加しているそうです。家を取り壊して更地にするより、空家のままの方が税金が優遇されるとか。高齢化も相まって空家は増えるばかり。何とか解決できないかなぁとモヤモヤしてます。

アメリカでサブプライムローン問題後に大量に出た空家を管理するビジネスが流行ってたと昔見た気がします。家は誰かが住まないと朽ちていきます。家を健全に保ちたい大家と安く住みたいユーザーのメリットが一致したサービスと言えます。airbnbってこの現象からヒントを得たのでは?とずっと思ってるんですが、調べてないのでわかりません。

まぁ、そんなわけで不動産関連にも興味を持っています。


【3.ヘルスケア】
めちゃめちゃ興味があるわけではないのですが、注目はしています。特にメンタルヘルスと遺伝子検査の分野。

メンタルヘルスに関しては「ストレスチェック」義務化とかもあり注目されていますね。そもそも患者が凄い増えてるとかなんとかで数年前から社会問題になってるのかな。

ストレスチェックや勤務時間などから試算して危険度を割り出すようなサービスがいくつかあるのですが、正直それではあまり意味がないように思えます。もちろん「患者を減らしたい」という思想は完全同意ですが、おそらくレッテル効果も相まって患者数は逆に激増しそうな気がしてなりません。

産業医制度も重要ですが、月に1回の検診では限界があります。

しかし、何かしらの解決の方程式はあるはずなので、今後の高度な発展を期待してなりません。

遺伝子検査は法律面で何か厳しくなると聞いた事がありますが、どちらにしろ現状の精度では占いに近いのかなぁと。こちらもさらなる発展を期待してます。



と長々と書いてしまいましたが、きっとこれらの課題に立ち向かう勇者が出現するでしょうし、僕は彼らを応援していきたいなと思っております。