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調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

「今月更新多い」と言われるが、実際多いのか?5年分の更新頻度を調べてみた

最近そういう声を聞いたりもします。今日の記事で今月7本目です。ただ2016年が極端に更新が少なかったので、月7〜9記事くらいが本来のペースなのかな?と思ったり。ただ感覚値なだけだったので、調べるお開始から5年間の記事更新ペースを調べてみた。

調べるお更新推移

2012年1月の開始から今月までの月別記事更新推移。こうやって見ると月5記事から10記事の間が多い感じ。単月で一番書いたのが、2014年11月の21記事。まじかよ!

年単位で見ると以下のとおり。
2012年:86記事(月平均:7.2記事)
2013年:150記事(月平均:12.5記事)
2014年:105記事(月平均:8.8記事)
2015年:90記事(月平均:7.5記事)
2016年:48記事(月平均:4記事)

今月のペースは月8記事前後くらいのペースなので、やはり当初抱いてた感覚に近かった。まぁとは言え、「調べるお」以外にもいろいろブログやサイトを運営しているので、これの数倍は書いてるんだよな。今月は調べるおが7記事で、その他が35記事くらい。

ブログやサイトの更新はオウチや週末にできるので、
ぜひに!

2017年も「渋谷地図」からスタートしましたが、地図ネタを始めたいきさつやら「網羅性の罠」やらを(長文注意)

あけましておめでとうございます。今年も『調べるお』そして僕をよろしくお願い致します。ここ数年、新春一発目の『調べるお』は「渋谷地図」が恒例となっているのですが、2017年度版も昨日公開しまして、結構シェアなりRTなりされており、大変ありがたいなと思っております。

地図ネタを始めたいきさつ

2014年1月に「渋谷地図」を描いたのが最初かなぁと思ったのですが、どうやらその4ヶ月前に原型となるような「渋谷地図」をツイートしてたようです。

どういう経緯でこれを作ったのかは覚えてませんが、すごくシンプルです。この頃ヤナティさんとTwitter上で親しくさせてもらうようになって、作ったのかもしれません。

その後、年が明けて2014年1月頃「よくわかる都道府県」みたいなネタがネット上で盛り上がっていました(参考『あなたの住んでる県はどう?「よくわかる都道府県地図」を全国まとめてみた!』)。これを受けて僕の出身地である東京大田区版を作ってみました。

これに関連して上記渋谷地図が軽くバズりだしたので、更新版として描いたのがコレ。

まずはTwitterに流してみたところ評判が良かったので『調べるお』で記事化したのが最初の「渋谷地図」記事というわけです。この地図描いたのは2014年1月29日。2日後にサムライファクトリー最終出社日だったのですが、この土壇場で何を描いていたのか…。

そんなわけでその他のエリアも描くようになり、地図ネタは『調べるお』の主要なシリーズの一つになりました。マニアックなネタではなく一般ウケするネタなので、新たな読者層獲得にも繋がったなぁと感じたりしています。

網羅性の罠

一番最初に記事化した時の渋谷地図を見てわかる通り、めっちゃシンプルで、いくつかの要点だけを完結に地図にしたものになっています。

・「渋谷ネットベンチャー」の代名詞的な会社であるサイバーエージェントが、道玄坂の上の方にオフィスを増床し、次第に南平台方面にも入居するようになった
・桜丘と246挟んだ向かい側あたりに確固たるポジションを築くGMOグループ
・ヒカリエに入居するメガベンチャー
・モンストの躍進で存在感増すmixi
・Twitterで人気急上昇のヤナティさん(業績も絶好調)
・ココッパが好調で、話題のメルカリに出資したユナイテッド
・道玄坂あたりに集まりつつあったスタートアップ

この話題の要素だけを盛り込んだのがこの地図で、多少のデフォルメはあるし、載ってない会社も数多くある。でも「渋谷地図」の最高傑作はコレなのかなぁと思ったりしています。「よくわかる」シリーズもそうだけど、要点だけを盛り込んだ地図が面白いのであって、別に完璧な地図を作ろうとしているわけではない。

地図シリーズをやるようになった頃、めちゃくちゃ企業情報が盛り込まれた地図サービス(?)みたいのが出たりして「マネてますよ」的なタレコミがあったりしたんだけど(笑)、正直思想が全然違うので「まぁいいんじゃないっすかね」と軽く流しました。

結局渋谷にある会社なんて無数にあるわけで、それを全部地図上に盛り込んだらもう地図がわからないくらい企業名で溢れてしまう。Webサービスもそうだけど「引き算」が重要だと思うのです。いろんなものを詰め込んだ結果「使えないモノ」になってしまう場合は意外と多い。そういうような事象を僕は「網羅性の罠」と呼んでいる。

Webサービス作りの現場において「より良いものにしよう」と意気込んだ結果、高機能のサービスができあがることが多い。「機能がいっぱいあった方が便利」と開発者は言うが、多くの場合それはユーザーにとって「不便」でしかない。「FAQを充実させましょう」とサポートの人は言うが、それでメールの数が減ることはあまり無い。

少し話がそれましたが、まぁそういうわけでシリーズ化が進むと結局いろいろ追加していっちゃって、当初の地図よりだいぶ盛り沢山になってしまうのです。情報量と「網羅性の罠」の狭間のギリギリの線で踏みとどまっていると思ってはいるのですが、どうですかね…。

ちなみに『オフィスビルの入居テナントについて調べるお』さんのようなブログは情報量が勝負だし、網羅性もカギになってくると思うわけで、「網羅性の罠」文脈とはまったく違うとこに属するブログです。それにしても『オフィスビルの入居テナントについて調べるお』さんは凄いなーと常々思っております。※たまに問合せもらいますが、こちらのブログを運営してるのは僕ではありません笑

シリーズ化はラクだが飽きがくる

某ヒットドラマのタイトル風ですが、映画にしろゲームにしろヒットしたタイトルは必ず続編を作る。続編はある程度のヒットの見込みが立ちやすく、作りやすいのでしょう。

まだ2017年は「最新版渋谷地図」の記事ひとつしか公開していませんし、そもそもまだ5日なのですが、既に2016年12月一ヶ月のPVの70%くらいに達しています。ほぼ昨日今日だけで。あの苦労したテンセントの記事はいったい…。

とは言え「シリーズ最新作」が駄作に終わるケースが多いのも事実で、なかなか簡単ではなかったりもする。作りやすくラクではあるが、お客さん、読者さんはどんどん飽きてくる。安心感はあるけど、意外性が無いんですよね、シリーズものは。

というわけで『調べるお』としては、シリーズものはそれはそれで続けていきますが、意外性のあるネタなどを常に追求しながら、網羅性の罠に陥らないように運営していけたらなと思っております。長くなりましたが、改めて今年もよろしくお願いします!

大きな規模でピボットを続けるクルーズの思い出など

2006年か7年くらいの話。「携帯検索エンジンを忍者ツールズに導入しませんか?」と営業があった。若い営業マンが持ってきた会社パンフレットの表紙には腕組みするイカツイ男性数人と海賊船が写っていた。「なんというオラオラな会社案内だろうか…」と呆気にとられた。きっと会社の雰囲気もオラオラなんだろうな、だって社長の眼光鋭過ぎるし…と思った。その会社の名前はウェブドゥジャパン。携帯検索エンジン『CROOZ!』を提供する会社だ。

イカツイ男達
(ネットの海からかろうじて引き上げられた海賊の宝)

結局僕たちはこの海賊達と手を組まず、中国からやってきた海賊、いや検索エンジン『YICHA』を設置することになり、ウェブドゥジャパンとはそれ以来疎遠になった。

ウェブドゥジャパンはその後、売上比率の高かった人材事業をMBOで切り離し、広告代理事業も撤退していく。事業の中心はモバイル公式コンテンツなどの事業に移り変わり、そしてソーシャルゲームの大波に乗り業績を拡大していく。しかし当たり外れの大きいゲーム事業をついに区切りをつけ、コマース事業に経営資源を集中させる決断を下したのが昨日。

CROOZがゲーム事業を譲渡し「SHOPLIST」に経営資源を集中するという大胆戦略を発表!
CROOZ

上記記事を書きながら先に書いた思い出が浮かんできた。

クルーズが今後軸に据えるコマース事業の中心サービスは『SHOPLIST』だ。2005年にリリースした『CROOZ blog』は女子中高生に大人気となった。そしてモバイルコマースのサービスをいくつか展開しながらノウハウを貯め、2012年に『SHOPLIST』を本格スタートさせる。順調に売上を伸ばしていき、2015年度には約100億円に達する。ゲームと違って利益率が高いビジネスではないけど、堅実ではあるし、もっと伸びる余地が確実にある。そこで思い切った今回の選択に繋がったのかと。

ちょっと前から『CROOZ blog』に掲載されている広告は『SHOPLIST』のみになり、そこから送客は結構大きいのかもしれない。女性向けメディアからの送客が上手くいってるという流れから、女性向けファッションキュレーションサイト『MARBLE』の買収という流れかもしれない。

クルーズのピボット力というのは昨今のスタートアップにとっても参考になるのではないかと思う。サイバーエージェントも主力事業を変えながら成長を続けているが、サイバーは創業以来、広告代理事業という柱がずっとある。GMOはサーバーなどのインフラがあるし、主力事業は変わっていても創業以来地道に業績を支えている事業というのは存在している。しかしクルーズはもっと大胆にピボットをしている。スタートアップが日常的に行っている「ピボット」をもっと大きな規模でやっているのがクルーズという印象。

ところでクルーズ小渕さんと言えば業界きってのイケメンでおなじみですが、最近はアドウェイズ岡村さんとのエピソードが話題に上がる。

【第4回】アドウェイズ岡村のテンションはMAX! ”命の恩人”クルーズ小渕社長を熱く語る!
岡村:そう、忘れもしません。2007年です。会社の業績が急激に悪化して多くの新規事業からの撤退を余儀なくされた時です。あの時、上場前後に個人的に銀行から8億円借金してたんですが、経営状態を危ないとみた銀行から「すぐに業績が回復できなければ株を売るぞ」と迫られ、本当に追い込まれていました。正直もうダメかと思った時もありました。 そんな時、小渕さんに相談に行ったんですね。そうしたら、小渕さんは「俺のマンション担保にして金借りよう」って即答ですよ。それだけじゃなく、色んな人に電話して資金を貸してくれる方を探してくれたんです。

しかも、後から話を聞くと、当時クルーズも決して順風満帆だったわけではなくて、小渕さん自身も苦しんでいる中で僕のために動いてくれたんです。そんな男がどこにいるのか?って思いますよ。

このエピソードはなかなか熱いですよね。