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調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

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マリッサ・メイヤーは真の博打打ち

米ヤフーが先日のSummly、Tumblr買収に続いて、今度はHulu買収に乗り出しているそうで、「アメリカも爆速」「マリッサ流石!」「資金は大丈夫か?」などと言われています。買収した後にサービスを活かせるかどうかは、これからのお楽しみですが、ここまでの動きは「マリッサ・メイヤーはただ者ではないなぁ」という印象です。

マリッサ・メイヤーは雇われ社長なわけです。オーナーであれば、これだけの巨額な買収案も比較的出しやすいと思いますが、雇われ社長にはなかなか難しい。でもマリッサ・メイヤーはどんどんお金を使ってる。これはなかなか勇気がいることだと思うんですよね。もし僕だったら、雇われた会社の資産をいかに安全に増やしていけるかを考えて行動すると思う。

でもさ、米ヤフーはこれくらい派手な戦略、言わば博打を打っていかないといけない状況なんですよ。で、マリッサ・メイヤーは博打打ちなんです。所持金が3,000億円くらいあったら、「3,000億円までは使えるな」と考えるタイプなんだと。所持金がなくなったら「あぁ、今回は負けた。さぁ、次」っていうタイプなんだろう。そういう人じゃないと、米ヤフーの立て直しは難しいと思うので、やはりこの人選は今のとこ当たってると言うしかないのかなぁって感じています。

株主は「こいつならやってくれそう」という人を任命するわけだから、任命された役員は臆することなく勝負をすればいいんですよ。「ヤバイ」と思ったら辞めさせるだけ。


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