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調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

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ヤナティさんの2年ちょい前の記事がバズってたので

ヤナティさんの2年ちょっと前のブログ記事がTLに結構流れてきてたので読んでみたのですが、やっぱりヤナティ節は2年ちょっと前も健在というか、らしさ満載の記事でした。

6年で株価が1/3になりました」という件について [ダダステーション]

結構長い記事なのですが、大きく分けると、

・ファンコミ創業から現在(2年前)までの業績
・上場準備の苦労
・上場する理由
・株価について
・ヤナティ、経営者として想いを語る!

といった感じ。それぞれ興味深いポイントがあったのですが、その中でも「上場する理由」のとこが趣き深いと言いますか。

ぼくらには上場させないといけない理由があったんですよね。まずはぼくたちに資金を支援してくれた人をハッピーにさせたいという思いがありました。何でかって言ったら、そりゃ一応事業計画を書きますけど、そんなものうまくいくかどうかわからないじゃないですかw未来のことですしね。

特にこの業界、なかなか未来の事は予測できない。仮に完璧に予測したとしても、それは「空想」としてオトナに受け入れられる可能性は低かったりします。事業計画って「今」を基準に書いてしまうので、変化に対応した企業ほど当初の計画とブレてしまったりするのではないかと。

そんな中で、まったく経営のキャリアがないぼくたちにお金出してくれるんですよ。ぼくらのことを信じてね。だから、これはお返ししないとダメだと思うわけですよ。これは義理人情の世界です。特に個人で出資してくれる人たちには頭が下がりました。企業から出るお金と個人のポケットから出るお金じゃ同じ金額でも価値が違いますからね。

これはそう思うんです。会社が資金を必要としているから調達するわけで、そこに「借り」があるんですよ。借りたモノは返すのが筋。期待をかけて資金を出してくれた人には、それ相応の報いをしたいところです。その手段が上場だけではないけども、一つの王道ではあります。


そして、「経営者としての想い」のとこに「ぼくには時代に翻弄されずに、会社の価値をあげて行きたい」と書かれていますが、まさにファンコミらしさを象徴する一文かなと。地道に粛々と事業を進め、現在の好業績につながってるし、この記事が書かれた当時と今の時価総額を比べると10倍以上になっているわけで、一つの結果が出ている気がします。

最後にこの言葉で締めたいと思います。
あらゆるお金儲けって、お金儲けのためにしたらダメだと思います。社会に価値があるものを生み出した結果として、お金がついてくるって感じじゃないとね。
by ヤナティ