一瞬の隙間を埋めるメインストリームと、じっくりと見させる動画ニュースの勃興 クラウドワークスの吉田さんが、マクドナルドの減速について「待ち時間」をキーに考察したブログをアップされていて、今朝の出来事を思い出しました。>マクドナルドが売れなくなった理由を考えてみた[クラウドワークス社長 吉田 浩一郎のブログ]今朝、電車に乗っていたら、目の前にJKが2人座ってたんです。二人ともスマホをいじりながらおしゃべりしてた。テストがダルいだとか、クリスマスなんて最悪だとか。その間、ずっとスマホをいじっています。一人が「ねぇ、そんなにスマホいじって何してんの」と発言。いやいや、あなたもスマホずっといじってるけど・・・。それに対してもう一人が「え・・・情報?」と答えた。一瞬間があったんですよ。おそらく明確な答えが出ずに、半ば適当に「情報」って答えた感じ。これってわりと真実かもなって思った光景でした。特に何も考えてないで、癖でスマホをいじってるんだと。同じかどうかわからないけど、最近の若者は友達と一緒に歩いていてもイヤホンをしている。これがよくわからないなぁと思ってたんだけど、上記スマホの件と同じなのかもって思ってきた。隙間を埋めたいんだと。時間軸における隙間。友達といても、会話と会話の一瞬の隙間を埋めずにはいられないのかもしれないと。その隙間を埋めるものは何でもよくて、その後、ログにならなくてもいい。刹那的な何かで良いのだと。そう考えるとsnapchatの隆盛が理解できる気がしてきた。冒頭のマックの件ですが、個人的には「待ち時間=得られる価値」のバランスが崩れた事が一番の原因かなと思うのですが、ひょっとしたら「待てない人」ってのが物凄く増えているのかもしれないなぁと思ったりもします。そのへんのことについては、nanapiのけんすうさんも書いています。>「暇つぶし」の意味が変わっている? - 細切れの暇な時間を埋めるサービス[nanapi社長日記]ここんところ、動画ニュースサイトがチラホラとバズってたりします。>日本版Upworthyとなるか。動画で伝えるブログ「dropout」>Whats(ワッツ) | グッとくる未知を届けるキュレーションメディアしかし動画って5分とか10分とかあるんですよね。時間を短縮して情報を得ようとするメインストリームとは真逆にあると思うんです。しかし、新たな動画ニュースサイトが出てきている。この相反すると思われる現象は個人的にはちょっと注目だなって思ってます。それでは良いクリスマスを。