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調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

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『BASE』とか『Stores.jp』を束ねて、ネットにおけるセレクトショップができたらオモシロイ!!

スマートECというのか個人間決済プラットフォームというかそういった類のサービスが流行っていますね。『BASE』とか『Stores.jp』とか。ウチでも『忍者ShopBoard』ってのを出した。

便宜的にこれらのサービスを「ショッピングカート」って呼びますが、ショッピングカートってモールを作って盛り上げないと成功しないって誰かから聞いた事あるんですよね。楽天とかが良い例だと。1個1個のショッピングカートだとやはり媒体力が弱い。束ねて盛り上げる。まさにキュレーションですね。ショッピングモールはキュレーションの先駆けなんだなぁ。

で、『BASE』とか『Stores.jp』とか。当初「モールは作らない」といった趣旨を関係者の方が仰ってたのを見たのですが、特設モールを『BASE』では開設しているみたいですね。『Stores.jp』の方はモールは見当たらない。どこかにあるのかな?

ソーシャルを使って各自がPRをして盛り上げるってのはなかなかハードルが高いような気がするのですよね。『BASE』など特に「収穫逓増の原理」に基づいてサービスの認知拡大に全能力を注ぎ込んでいるような感じがします。現段階で「マネタイズはどうするの?」なんてのは彼らにとってはナンセンス。圧倒的なシェアを奪ってしまえば何とかなってしまう場合も多いwebサービスですので、おそらくそれを突き詰めているんだろうなぁと妄想しています。

シェアを奪ったらマネタイズ。ひょっとしたらお店のPR手法・マーケティング支援というのでマネタイズするってのもあるかもしれないなって思いました。


上記ショッピングカートが普及したらハンドメイドECサービスとかが煽りをくらってしまいそうな気もします。ターゲットが被ると思うんですよね。ハンドメイドECサービスは個人的にとても興味があるジャンルなのです。彼らとしてはモールの強みを活かしていき、メディアとして価値を高めていくのが良いんだと思うのです。

こう書いてたら「ブログなども同じだなぁ」って思ってきました。


あと、スマートECというのか個人間決済プラットフォームみたいな分散したものを一つに束ねるキュレーションモールってのはアリだと思う。凄くオモシロそう。ネットにおけるセレクトショップとかできたらオモシロイ!!


【参考記事】
『Etsy』はもうすぐ売上10億ドルらしいけど、国内ハンドメイドECはどうなの?


ステータスっていうか寄りかかれる肩書きが欲しいという気持ちはわかる

今朝、電車の中で読んだのがこちらのブログ記事。

起業して3ヶ月で会社を崩壊させて思ったことと、近況報告です。

わりと冒頭部分にこんな文章が。

端的に言うと、慶応大学を2013年3月に中退し、4月から学生ではなくなりました。
かろうじで株式会社coco,代表取締役社長という肩書きは名乗れますが、まだ所得税も払っていないし、親の援助をガッツリ受けていて、NEETと言われても特に違和感のないポジションに付いてしまいました。
社会的ステータスの重要性をこの1週間でも身にしみて感じました。


僕も大学中退組でして、筆者の方のように一流大学では無かったものの、ステータスというかアイデンティティを失ってしまった事に対して焦りを感じました。これまでは「大学生」という肩書きがあって、それにおんぶにだっこできた。例え起業して失敗したとしても「まぁでも大学生に戻ればいいし」と。よりどころ、戻れる場所、地位というのがあるってのはとても安定感があります。精神的にも社会的にも。

とは言え、大学を中退して、ただの「社会の一人」になってしまうのはとても怖い。ふと周りを見渡すと何もない。気がついたら大海原に木片にしがみついて浮いている状態。これはなかなか怖い。

なので上記引用部分でも「かろうじで株式会社coco,代表取締役社長という肩書きは名乗れますが」と何とかよりどころを見つけて「僕はただの中退者じゃなくて社長ですよ」と世の中に叫んでいるように感じました。

この部分がとても印象的でした。その他の部分はだいたい「それで良かったと思うよ」って感じました。ブログの筆者には先日の「アプリ博」でも少しお会いし、サービスの説明を受けたけど、着眼点はとても面白かった。きっとこの経験を活かして次にステップアップしていくだろうなと思っています。

蛇足ですが、僕は大学中退後ふらふらしてて、時折契約社員的なバイトとして月給17万くらいの生活になったりすると、なんだか安心してしまって、「これでいいか」って思ってしまいました。ステータスを得た感覚を覚えてしまったのです。そうするとそれで満足してしまう。当時特に不満は無かった。縁あって、忍者に加わることになったから良かったけど、あのままだったら今頃どうなってたんだろう。

なので、どんどん上を目指して欲しいなぁと思いました。


そして、このブログ記事のはてブコメントを受けて(かどうかわからないけど)、けんすうさんがブログを書いていらした。

「目的があっての手段だ」なんて考え、つまらなくないですか?

当該はてブコメントは以下の通り。
「起業」が最終目標ってどう考えてもおかしい。「起業」するためにプロダクトを探しだすって本末転倒だよね。世の中に出したいアイディアがあって、その手段として「起業」するのが普通だと思うのだけれど。


「起業」が最終目標ってのはおかしい。「起業」するためにプロダクトを探し出すってのは別におかしいことではないことかな。ここはけんすうさんに賛成です。とても賛成。

その他の部分については”手段に打ち込むってのもアリですよね”といったところでしょうか。手段に打ち込めなかったらその先の目的には到底到達できないし、やっぱ目の前の事を一生懸命ってのは大切。

でも、遠くの目的に直結していなくても、「手段」に打ち込んでいる段階でも近くの目的って生じると思うんです。ほんとに手段だけに楽しんで打ち込んでるってのも「熱中」という名の状況として存在するんだろうけど。本サイトがあるのに、サテライトブログにのめり込んでしまうみたいな。

なんだかよくわかんなくなってしまったのですが、いろんな考え方があるってのは良いですよね。十人十色。