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調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

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『Qixil』『U-NOTE』『STORYS.JP』は同じライン上にあるサービスのような気がしてきました

一ヶ月くらい『Qixil』『U-NOTE』『STORYS.JP』を使ったり眺めたりしてました。で、この3つのサービスは同じライン上にあるサービスのような気がしてきました。ブログタイトル通り、まさに妄想だけど。

・回答がナレッジになる→『Qixil』
・投稿がナレッジになる→『U-NOTE』
・投稿がナレッジになる(ものもある)→『STORYS.JP』

といった感じ。現状は3つともアカデミックな雰囲気を漂わせていたりするんだけど、『STORYS.JP』は少し大衆化に舵をきったのかな。まぁ、とにかくこの3つは同じラインにある感じだし、好きな部類なので注目しています。




以下、長いので・・・。


『Qixil』は簡単に言うとQ&Aサービス。とにかく回答者が豪華で、そこに興味があって参加してみました。回答を見るだけならば会員じゃなくてもできるのですが、やはり見ているうちに回答してみたくなるのが世の常。なんとか会員になってみて、いくつかの回答に答えてみました。

けんすうさんとかの回答が素晴らしくて、高度なコミュティが展開されているのですが、やはりこの手のサービスの多くがぶつかる「質問の質と数」の問題に直面しているような気がします。なんとなくのイメージなのですが、「ユーザーが増える→質問が増える→コミュニティの質の低下」という風になってしまう傾向が質問系サービスには多い気がします。けんすうさんの回答などは、若い経営者や起業志望の方にはとても参考になると思うんです。こういうナレッジデータベースの方向に行くと面白いんだけどなぁと思ったり。

個人的にはクローズ度を高めて、質の担保をした方がいいのかな?って思うけど、その場合にサービスをどのようにスケールしていくかはまた別の課題として出てきますが・・・。あと、やはり「質問」の質ですよね。有名経営者さんとかは「質問」しないと思うので。

「質問をする行為、回答をする行為」と「ログを閲覧して知識を得る行為」のどちらに重点を置くかでサービスの方向性が変わっていきそうだなって思います。3つの中で、サービス運営として一番難しそうなのが『Qixil』なのかなって。でも化けたら面白そうなんですよね。


『U-NOTE』は「議事録をまとめる行為」「まとめを閲覧して知識を得る行為」がポイントのサービス。他の2つのサービスよりも敷居の少し高いCGMと言えるかもしれない。

こちらもとても勉強になるまとめが数多く掲載されています。
【参考】イベントまとめサービス『U-NOTE』の中から興味深かったまとめを5つほど

競合はNAVERまとめとかだと思うけど、『U-NOTE』はイベントに特化しているのが現在の強みだと。「イベントのまとめはU-NOTE」っていうブランディングが確立すると面白い。あと、『U-NOTE』って『ZOZO TOWN』的だなって感じる。イベントも有名ショップも大都市に集中する。でもそれらを欲する人達は日本各地にいる。その人達をすくっていくという点で似ているような気がします。

こちらも結局掲載まとめのクオリティがポイントですよね。クローズドなイベントなどにどれだけ進出できるか。あとは質の高いまとめ制作者を増やすか。


『STORYS.JP』は自己顕示欲満載な投稿から、どのように面白いネタをピックアップしてメディアとして表現していくかがポイントかな。「質問」ではなく、勝手に回答していくので、そこのハードルは低い。テレビとの提携ってのはこの段階では凄いなと思う。方向性からいって経営者の半生的な自伝とかは増えていかないで、「電車男」みたいな物語が増えていく気がする。洒落怖みたいなものとかも。おそらく当初のイメージとは違っていきそうだけど・・・。

http://storys.jp/takanori.oshiba



Googleショッピング商品掲載代行業者って増えてくのかな?

『BASE』とか『Stores.jp』を束ねて、ネットにおけるセレクトショップができたらオモシロイ!!と書いたわけですが、「それってGoogleショッピングじゃないのか?」といった趣旨のことを誰かに言われました。誰か忘れてしまったのですが。ていうか、Googleショッピングってよく知らなかったのですよね・・・。

それ以来少し気にして見るようにしたのですが、なんだか特有のシンプルなデザインで「女性はあまり使わなそうだなぁ」という印象を持ったのですが、いかんせん検索結果にダイレクトに表示されるので、それは強いよなぁと。

でも何だか仕様が変更だそうで、各社「Googleショッピング商品掲載サービス」なるものを提供し始めているっぽい。決済システムのGMOペイメントゲートウェイ、今日はショッピングカート『カラーミーショップ』、ショッピングモール『カラメル』を運営するペパボがリリースだしてた。

オンラインショップ構築ASPサービス「カラーミーショップ」Googleショッピングの新仕様に対応した「Googleショッピング商品掲載サービス」提供開始

これらGMOグループ以外にも何社かやっているようです。まぁ、無視できないですよね、検索エンジンは。『BASE』とか『Stores.jp』もオプションとしてやっていくのかな。


【関連記事など】
カラーミーショップ|女性向け通販サイト作るなら『ショッピングカート比較 いいなー』
『Etsy』はもうすぐ売上10億ドルらしいけど、国内ハンドメイドECはどうなの?
http://adwords-ja.blogspot.jp/search/label/Merchant%20Center

情報の精査というのは今に始まった事ではなく、インターネットの有史以来続いている事なのかなって思った

一昨日くらいに「情報」について電車の中で考えていました。
(その一連のツイートはこちらのアカウントをご覧ください)


数年前にGoogleが「サーチウィキを始めたよ」っていうのがありました。検索結果表示をカスタマイズできる機能。いよいよ検索もパーソナライズかぁと思った記憶があります。それ以降、ChromeとかGoogle+とか、まぁGmailもそうなんだろうけど、パーソナライズ精度向上に向けての施策を積極的にやってきてるなぁという印象を持って数年が経ちました。

僕は検索のパーソナライズは凄く嫌なのです。情報を収集する際に意外性みたいなものがないとつまらないし、その意外性が案外重要だったりすることもある。なので優等生すぎるパーソナライズというのはおもしろくないなぁと思っています。

ただ、一方で爆発的に増えていく情報は膨大な数のノイズも産み出しているわけで、そのせいで、重要な情報にたどり着く事が難しいケースも多々発生しているのではないかと。「自分が欲しいと思っている情報」「意外性のある情報」以外が多すぎるわけです。そんな中、情報収集の窓口として長年に渡って君臨している「検索」というのが揺らいできている面もあるんだろうなぁと思うのです。

検索するという行為は割と難しいんですよね。あれは一種のスキルを要すると思うんです。そして情報が増えるに従ってその難易度も増してきている。もはや初心者向けのツールではないのかもしれない。そんな流れの中で検索側がパーソナライズ方面に向かっていくというのも納得がいくのかなと思ったり。とはいえ、検索というのは現状の形とは異なるかもしれないけど、生き残っていくのかな、当面は、って思っています。

そして検索以外の「情報収集」も世の中に提案され始めてきた。それがGunosyとかであったりするわけです。Gunosyの精度であったり、その他、まだまだ発展途上な感じはする。ていうか永続的に進化していくものなんだと思う。プロダクトの方向性というのは素晴らしいと思うんですよ。ほんとに。

先日、結婚についての話を友人としたのですが、「結婚相手候補をマッチングするサービスが出てきても良い。もっとパーソナライズされた情報をもとにして、マッチング率の高い相手候補が出てくるような。」と言っていた。人の心を見透かされるのは何とも嫌な気分になるものだけど、世の中的にはそんなに嫌悪感はないのかもしれないなぁ。それよりも便利で効率的なサービスを求めてるのかもしれない。

パーソナライズであったりマッチングであったり、そういった情報を精査する動きというのは最近始まったような気がしてたけど、実はそうではなくて、Googleなんて最初から情報の精査を目的にスタートしたわけだし、ひょっとしたらそれ以前からもインターネットというのは常に効率的な情報精査を主目的に発展してきているのかもしれないなって思った。