忍者ブログ

調べるお編集後記

調べるお編集部による編集後記やブログに書ききれなかった事などを。編集部と言っても一人ですけどね。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

BASEで「調べるお」の広告枠を販売してみる実験結果



今月から『調べるお』の広告枠をBASEで販売し始めました。最初は売れなかったのですが、2週間前に急に2枠とも売れたのです!やはり告知活動とブログ更新しないと売れないですね…w

調べるお商店

大きい枠の方は大阪のギャラクシーエージェンシーさんが4月25日にリリースする新サービス「あきっぱ!」、小さい枠は中目黒のSEMコンサルティング専門会社アナグラムさん。期間中あまりブログを更新できずトラフィックは想定よりも少なかったけど、大きい枠は継続での掲載が決まりました。

ブログの広告枠販売はあの有名な会社員ブロガーnarumiさんに影響を受けて始めたのですが、narumiさんはタイアップ広告の募集やメシマズ卓上カレンダーの販売もBASEでやってました。さすがです。

store @ narumi


Adsenseなどのアドネットワーク広告との収益性のバランスを見ながらにはなってしまうかもしれませんが、単純に「枠が売れたぞ!」と嬉しかったです。


匿名画像共有アプリ『Pictory』を実際に見てみてら「BOYS BE…」を思い出した件



匿名画像共有アプリ『Pictory』が月間200万PVになったよーというプレスリリースを朝見つけてツイートしたんだけど、最初は「メルカリ進太郎さん、ツイキャス赤松さん、インキュベイトファンドが出資してるのかー」くらいしか思わなかった。でも実際ダウンロードして見てみたら、なかなか興味深いアプリだった。



投稿されている画像にはメッセージが入っている。メッセージを入れた画像を投稿するサービスって言うのが正しいかも。メッセージは注釈的なものや、セリフっぽいものが多いが、ポエム、心の叫びみたいなのもかなり多い。特に恋愛カテゴリの画像にそえられているメッセージはポエムか心の叫び。もう僕はおじさんなのだが、投稿されている若者の叫びを読んでいて一瞬思春期を想い出しましたよ。『BOYS BE…』を読んだ後のような気分になりました。

こういう思春期ならではの感情と共感ってのはいつの時代も存在する。おじさんは『BOYS BE…』を思い出しましたが、若いコはきっと西野カナを思い出すかもしれません。『Pictory』を震えながら見ている人も少なくないでしょう。

一方でU-NOTE小出さんが興味深いツイートをしてました。

なるほど『前略』的な感じもするのですかね。西野カナとBOYS BEの間の世代でしょうか。『前略』に関してはちょっと発言を控えますが、00年代後半に中高生を中心に一世を風靡したプロフサービス(詳しくはねとぽよさんの記事をご覧ください。かなり詳細な解説があります)。たしかに『前略』の質感にも通ずるとこがあるかもしれません。


そんなわけで、『Pictory』には今後も注目していきたいところです。


新経済サミット(NES2014)備忘録

4月9日、10日にホテルニューオータニで行われた新経済サミットに参加してきました。二日間ともわりとフルでセッションを聞いていたのですが、今回はプレスとしてではないのでとくにメモをとってないのでレポートではなく雑感をこちらに残してみます。


複数のスピーカーから出たのは「スピード大事」「女性の参加重要」

LINEの森川さん始め、何人かのVIPが「スピードが重要」と言っていたのが印象的だった。早く世の中に出し、圧倒的なスピードで市場をおさえたものが勝つという。今世紀は数の勝負なのでまずはスピード重視で数をいち早く確保し、収益はその後考えていけばいい、という趣旨の発言を何度か聞いた。まさに収穫逓増の原理といいましょうか。10年前からネット界隈では収穫逓増の原理の重要性は変わらないんだなぁと思いました。

スピード重視というのは、最低限のクオリティを備えたサービスをいち早くリリースするってことであり、全くの未完成品を早く出すのを指しているわけではない。そこは勘違いしがちなので気をつけたいところ。

スピード以外に「女性の進出」にも言及している方が何人かいた。PinterestのBen Silbermannなどがその一人。彼の発言はTHE BRIDGEにまとめられていたのでそちらをご覧ください。


海外サービスの日本進出におけるハードルはもはや言語だけ

丁度当日に日本版がオープンしたYelpのJeremy Stoppelmanがそんなことを言っていた。これまでの彼のキャリアにおいて「日本は特殊だぞ」と言われ続けていたという。文化も言語も異なり、サービスが上手く展開できないという事例が数多くあった。市場的には魅力的だが、難易度が高いと尻込みをしていた。しかし同じく「展開が難しい」と言われていたFacebookが日本でシェアを拡大したことにより「いける」と感じた、と。

これまで日本におけるハードルであった「文化」的なものはフラットになり、もはや言語のみが課題と言えるかもしれない。

これは脅威にも感じるけど、逆に日本発のサービスが海外展開をすることを考えるとむしろ「良い風」かもしれないなぁと。もちろん各国それぞれのローカライズ作業は重要(Angry BirdのPeter Vesterbackaはローカライズの重要性を説いていた)だが、これまでよりかはハードルは低くなっているのかもしれない。これはポジティブにとらえていきたい。


英語を勉強するか、プログラミングを勉強するか、どちらかだ

500 StartupのGeorge Kellermanは「投資家は(お金だけでなく)価値も提供しなくてはいけない」といった趣旨のことを言っていた。価値にはいろんなものがあるが、ファイナンス的なものだけでなく、経営や制作の素養も必要になってくるかもしれない。その中でもプログラミングの知識は実務者以外の人も必要な世の中なのかもなと。必須ではないけど、あった方が良い。

そしてもう一つが「英語」。前述のとおり日本と海外を分ける大きなハードルはもはや言語のみという側面もあるわけで、英語を使いこなすことがこれからの日本人のカギになってくるのは間違いなぁ。英語を流暢に扱う若者も増えてきてるし、おじさんも頑張らないとな・・・。